プラセンタの製造工程

プラセンタの製造工程

胎盤から高品質なプラセンタサプリを製造するには、大変高度な技術を必要とします。品質を問わなければ安く簡単に作ることも可能なのですが、これでは効果が実感できるようなプラセンタを作ることは出来ません。

プラセンタとしての効果」を実感できる高品質なサプリメントを作るには、大変な手間と時間と費用がかかります。ここで手を抜いてしまっては、せっかくの胎盤(プラセンタ)が、ただのアミノ酸その他の栄養サプリになってしまいます。

製造工程や製造技術は各メーカーで様々ですが、大まかに分類して共通する工程がありますので、それをここで紹介します。

胎盤を回収して、冷凍、輸送する

哺乳動物が出産を終えると、胎盤が排出されます。この胎盤を回収し、鮮度が落ちないよう冷凍し、工場に輸送されます。

特に気を遣っている業者の場合、出産後に胎盤が地面に落ちて菌や汚れが付かないよう、地面に付く前に胎盤を確保するのだそうです。その後洗浄・殺菌処理をして、鮮度が少しでも落ちないように即座に瞬間冷凍します。

必要な部分の選別

工場に運ばれたプラセンタは、冷凍のまま加工される場合もあれば、解凍して加工される場合もあり、各メーカーで異なります。

プラセンタの有効成分を抽出するために必要部分と不要な部分を選別して、必要な部分だけを使用します。このとき、不要部分が多いほどプラセンタの有効成分の濃度は低くなり、製品化されたときの分量がかさ増しされて多くなってしまいます。

胎盤からエキスを抽出

物の形をしている胎盤から、有効成分を含む液体(エキス)を抽出します。

この工程で、胎盤が持っている重要成分をどれだけ抽出することが出来るかが決まります。高濃度に重要成分を抽出するには非常に高度な技術が必要です。

凍結融解法や加水分解法と呼ばれる技術は、安くエキスを抽出することが出来ますが、有効成分が壊れてしまいやすく、高品質なサプリの製造には適していません。

高品質なプラセンタの多くは、酵素の特長を活かして抽出する酵素分解法や凍結酵素抽出法と呼ばれる技術で抽出されています。

もっと高度な技術を用いて、有効成分をほとんど壊さずに抽出する方法もあります。

殺菌処理、ウィルスやホルモンの除去

ほとんどのプラセンタ製品は、加熱による殺菌処理を行っています。100度や200度といった高温での処理ですので、実は、この加熱処理で大切な成分の何割かは壊れてしまいます。

衛生的に育てられた動物は、胎盤も衛生的ですので加熱処理が少なくすみます。そのため、加熱による有効成分の破壊を抑えることが出来るというわけです。

一方、不衛生な胎盤にはたくさんの加熱処理が必要になります。高温で長時間処理されると、プラセンタの重要な成分はほとんど壊れてしまいます。

「ろ過」による方法であれば非加熱でウィルス等だけを除去することも可能ですが、とても費用の掛かる技術です。ですが、「品質」のことだけを考えた場合、今のところこれがベストな方法だといえるでしょう。

プラセンタエキスの乾燥

エキスは、水分と成分が混ざっている状態です。ここから水分を飛ばして粉末化、もしくはジェル状にする工程です。乾燥させずにエキスをそのまま使用する製品の場合は、この工程は行われません。

乾燥させる方法はいくつかあります。

1つは熱を利用して水分を蒸発させる方法です。この方法は熱による成分の損失が否めません。

また、スプレードライという方法もあります。これは原液をスプレー状に噴出して、これに熱風をあてて乾燥させるという方法です。熱を使いますが加熱して蒸発させるほどの高温ではなく、また一瞬で乾燥しますので成分の変質が少ない乾燥方法です。

もう一つはフリーズドライ製法です。フリーズドライとは、気圧により水の沸点が変化することを利用して、低い温度で水分を蒸発させる技術です。低温処理ですので大切な成分が失われずにすみます。

製品化

サプリメントの場合

乾燥した原末(粉末)やエキス(原液)を、カプセルに詰めます。このときに別の美容・健康成分を配合する製品もあります。

ドリンクの場合

乾燥した原末もしくは、乾燥させていないエキスをドリンクに配合します。原液のままのエキスを微調整してドリンクにした製品もあります。

検査

検査は、胎盤の検査、エキスの検査、製品の検査など各工程で何度も行われます。細菌や残留ホルモンの検査など、様々な項目がチェックされます。


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